私の黒歴史⑤雨降って地固まる

future

継ぐ、継がないの揉め事を3年?いや5年くらい続けて、
ようやく辿りついた事業整理という道。
会社を整理すると告げた瞬間から、会社の方向性、周囲の見る目はがらりと
変わります。そんな状況でも不思議なことに、適切なアドバイスをしてくれる先生、
力を貸してくれるスタッフ、長年勤めてくれた社員達も協力的で、人の温かさを改めて知りました。

必要な時に、必要な人と情報が集まってくる
出逢うべくして出逢う人がいる
それは偶然ではなく必然

 

長い年月をかけて積み上げてきたものをゼロにする作業は、時に痛みを伴うことであり、逃げ出したくなることもありました。ただ、決めたからには最後までやり切る!
両親も私もスタッフも、一丸となって取り組んだおかげで、
計画通り周囲に迷惑をかけることなく幕を閉じることができました。

ゼロから立ち上げて47年

父の本音は創業50年まで続けたかったようです。
残務処理しながら
「息子がいたらな~。あけみが継いでくれればいいのに・・・。」
ふと漏らすことが何度かありました。
積み上げてきたものが、目の前でガラガラと音を立てて崩れていく虚しさ。
身を切られる思いだったのかもしれません。

「これで良かったのでしょうか?
継がないと決めた私にも、継いであげられなかったという心残りはあります。」

そんな事を、ポロリと話したら
「自分の為にしたことが、結果的に両親や周囲を救うことになる。
ギリギリのところで救われる人は、必ず見えない力に護られている。
会社というものは時代の流れによって、創られたり消えていくもの。
そこは全く気にする必要はないんですよ。」

その一言に救われました。
私のやってることは、冷酷なのでは?
と自分自身がわからなくなることがありました。
でも、結婚によって自分の人生を取り戻した私は、
いつの間にか自分の意見を主張することができるようになっており、
自分の本心を誤魔化す事ができなくなっていたのでした。

私は両親の会社を継承することはできませんでしたが、整理することはできました。
たぶん、これが私の使命のひとつだったのだと思います。

残務処理は昨年秋にほぼ終わり、両親は穏やかな隠居生活に入っています。
月に数回、両親の顔を見に実家を訪ね、現在は良好な関係が続いています。

heart

明と暗
陰と陽
表裏一体
一見マイナスだと感じるような事情でも、そこには何か意味があって、
その対極にはプラスが待っているんですね、きっと。

父の心ない一言に傷つきながらも、
どうにか理想の相手を手に入れることができ、2人の可愛い子供に恵まれました。
時間はかかりましたが、いろんなタイプの男性と接することで、
見る目が養われたのかもしれません笑

ひとつの大きな山を越えて、感じること。
それは、人は誰もが幸せになるために生まれてきていること。
なにが幸せか?
人によって幸せの基準は様々だと思いますが、
まずは、自分を深く知ること
そして
自分を大切にすること=自分に素直になること
自分の本心を置き去りにして幸せにはなれない

と感じるからです。

美味しいものを、美味しいと言う
欲しいものを、欲しいと言う
自分はこうなりたいと語る
必要のないものは、要らないと断る
嫌いなこと、苦手なことを無理して引き受けない
簡単そうで実は難しいことなのかもしれません。

日本では調和や協調性を良しとされる教育を受けているので、
人や集団に合わせること優先しがち。
自分の正直な気持ちを抑えて暮らす事に慣れ、
個人の考えや意見を主張することに慣れていません。
また、
両親の愛情をたっぷり注がれ、経済的な不安もなく育つのが理想ですが、
大小様々な問題を抱えて育てられるのが実情です。

過去の暗い思い出や、辛い出来事、恵まれなかった環境が素直になれない原因かもしれません。でも、過去は変えられないけれど、捉え方を変えれば過去は変わります。
過去は過去と割り切り、そのままを受け止める。

自分の幸せは、自分で掴むしかないのです。
自分勝手ではなく我儘でもない、
社会のルールを守り、
人として正しい道を歩きながら、素直に生きる。
ありのままの自分で過ごせることが、なによりの幸せではないでしょうか?

ここまでたどり着くのに、多くの時間とお金を使いました。
それでも、私が私であるために必要な時間だったと思っています。
この先、どんな試練?が待っているのかわかりませんが、
その向こう側には、どんなギフトが隠されているのか。
まだまだ100%素直に生きていませんが、
常に自分に問いかけ、心に正直でありたいと思っています。

思い立ったように、書きだした自分史。
綴りながら、忘れていた記憶が甦ったり、
点と点が線になり、現在過去未来が繋がっている感覚を覚え、
貴重な機会となりました。
思いつくままに綴ってしまいましたが、
もっと丁寧に書けば、また何かが見えてくるかもしれませんが、
ココでピリオドとします。
おつき合いくださった皆様、ありがとうございました。

 

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