私の黒歴史④後継者問題

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週に数日稼業の手伝いを始めた私は、独身時代に働いていたころとは違う違和感を感じるようになりました。

業界のニーズは時代の変化と共に右肩下がり、明るい未来はなく人員を極力少なくし、
経費をギリギリまで削減、厳しい状態での経営が続いていたのでした。
そんな中

「会社を継いでくれないか?」

父から申し出がありました。
正直、この展開を予想できなかったわけではありません。
親の敷いたレールからようやく離れたのに、なぜまた戻ったのか、
その時の私は自分自身を理解できませんでした。
が、ずいぶん後になって私が戻った意味を知ることに・・・。

私にできるのか?
私がやるべきなのか?
私がしなくてはいけないのか?

この状態で負の財産を背負って、継承しても上手くいくはずがない。
そもそも、私の意に反していることをして上手くいくはずがない。
世間の常識や、周囲の目は当然のように私に注がれている。
社員の生活もあり、長くおつき合いあいしている得意先との関係もある。
両親がゼロから立ち上げ、40年以上かけて築いてきた会社。
やりがいは見つけられなかったけど、私も10年以上働いた会社。
ずっしりと重たい責任と、いろいろな想いが交差して気は重くなるばかり、

「考えさせてほしい」

そう返事して、葛藤の日々が始まりました。

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私が継承するしか道はないのか?
他に策は無いのか?
私は何も要らないので、長く勤めている社員に譲るのはどうか?
社員、得意先、会社の資産ごと買い取ってもらうことは可能か?
客観的な意見が聞きたくて、税理士やコンサル、セミナーに参加して情報収集に奔走しました。

「娘だからって、やる気のないことを引き受けても上手くいくはずはない。
経営は良い時ばかりじゃないので、
やる気がないのに引き受けても自分が辛くなるだけ。

自分の幸せを最優先に考えなさい。」

そうアドバイスをしてくださる先生がいて、救われる思いでした。
私は自分の人生を歩こう!
何度も流されそうになったけれども、私は会社を継がない!
ただ70歳を過ぎた両親を路頭に迷わせるわけにはいかない!
同時に、
取引先や社員にも、迷惑をかけないで終わらせるためにベストを尽くそう
と決めました。
結局高齢になった両親も手放すことに同意、たどり着いたのは事業整理というカタチの終わり方でした。

つづく

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